アキノノゲシ


キク科/アキノノゲシ属

アキノノゲシ
果実には冠毛がある
撮影 いがりまさし 10月21日 愛知県豊橋市

和名 アキノノゲシ
秋の野罌粟。

由来
春に咲くノゲシに似ていて秋に咲くから。

花期 8〜12月。
特徴 背の高いタンポポのような花が秋に咲いていれば、まずアキノノゲシではないかと考えられる。花の色があせたような淡いクリーム色なのが、似た仲間と識別するいい目安になる。葉や茎を切ると白い汁が出る。頭花は太陽が出ているときは開き、曇りや雨の日、夜間は閉じている。1年草〜越年草。


淡いクリーム色。ごくまれに白色のものや淡紫色を帯びたものも見られる。


頭花はすべて舌状花で直径2cm程度。円錐形の花序になる。

草丈 50〜200cm。
互生。滑らかで毛はない。葉の切れこみには変異が多く、葉の幅が細く、切れ込みが全くないものをホソバアキノノゲシとしてわけることもある。
生育地 日当たりの良い空き地、道ばた、草地、畑地。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ヤクシソウ
    良く枝わかれして葉の基部は茎を抱く。山野の日当たりの良い所。

  • トゲチシャ
    茎や葉の裏面に刺が一列に並ぶ。ヨーロッパ原産の帰化植物。

  • ヤマニガナ
    頭花は1cm内外で鮮やかな黄色。

TOP | HOME | 用語解説