アキノキリンソウ


キク科/アキノキリンソウ属

アキノキリンソウ
撮影 いがりまさし 9月1日 長野県高ボッチ高原

和名 アキノキリンソウ
秋の麒麟草。

由来
黄色の花をベンケイソウ科のキリンソウにたとえてついた名前。別名:アワダチソウ。花の集まっている様子を泡に見立てたもの。

花期 8〜11月。
特徴 黄色い花が穂のようになって咲く姿は秋の野では印象的なもののひとつ。よく似たセイタカアワダチソウやオオアワダチソウは、花序が枝わかれすることと、何より草丈が大きく1mを越えるので簡単に見わけられる。果実には冠毛があり、風によって散布される。多年草。


黄色。


頭花は直径1.3cm程度。頭花は密集してたくさんつく。花は茎のてっぺんから咲き出す。

草丈 30〜80cm。
葉の縁には鋸歯があり、葉の先がとがる。基部は細くなって葉柄の翼につながっている。根生葉は花期には枯れる。
生育地 山地や丘陵、ススキ草原、河原、海岸などの日当たりの良い乾燥地に生える。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • アオヤギバナ
    小型で葉は線形。河川の岩上など渓谷に生える。本州、四国、九州に分布。

  • セイタカアワダチソウ
    草丈2mほどになる。別名:セイタカアキノキリンソウ。北アメリカ原産の帰化植物。

  • オオアワダチソウ
    草丈1〜1.5m。花期は7〜9月。北アメリカ原産の帰化植物。明治時代に鑑賞用として持ち込まれた。

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