ツルニンジン


キキョウ科/ツルニンジン属

ツルニンジン
撮影 いがりまさし 9月14日 愛知県設楽町

和名 ツルニンジン
蔓人参。

由来
つる性で、根が朝鮮人参のように太くなることからつけられた名。別名のジイソブは、「爺のそばかす」の意味で花の斑点からついた。

花期 8〜10月。
特徴 やぶにからんで咲いていても色が地味なので気がつかないことも多い。秋の野草らしい渋い味のあるつる草だ。つるや葉を切ると白い汁が出て独特の臭気がある。バアソブはよく似ているが個体数はツルニンジンの方が圧倒的に多い。多年草。


緑白色。内側に赤紫褐色の斑点がある。


花は直径3cm程度。花冠の先が浅く5裂して外側に反り返る。

草丈 つるの長さは200〜300cm。
互生しているが、一見やや輪生状に見える。葉の先端とへりに小さなくぼみがある。葉の裏面は粉白色で無毛。
生育地 雑木林の林縁。斜面などのやや湿った所。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • バアソブ
    ツルニンジンよりもやや小形。葉の裏面に毛が多い。

  • ツルギキョウ
    花は開いた鐘形。関東以西、四国、九州に分布するがまれ。

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