タニギキョウ


キキョウ科/タニギキョウ属

タニギキョウ
小さいがキキョウに似た花
撮影 いがりまさし 6月12日 岐阜県高根村

和名 タニギキョウ
谷桔梗。

由来
谷や沢などに生えるキキョウの仲間という意味。

花期 5〜8月。
特徴 秋の七草のキキョウとは色も大きさもずいぶん違うがよく見ると花の形は同じだ。この花の咲く時期も新緑の頃、林の中では白い小さな花が多いが、深く切れこんだ花冠と丸い葉は似たものがない。茎は細く全体が柔らかく茎や葉を切ると白い汁が出る。地下茎が枝わかれして長く伸び群生する。多年草。


ふつう白色。わずかにピンク色、淡紫色を帯びることもある。


花の直径は1cm程度。先は深く5つに裂ける。茎の上部から細い花柄を出して、上向きに開く。雄しべ5本。雌しべは1本だが、先が3裂する。

草丈 5〜20cm。
上部にまばらに互生するが、対生しているように見える。5〜15mmの葉柄がある。表面に短毛が散生し、縁には粗い鋸歯がある。
生育地 雑木林の林縁、山地〜亜高山の木陰の湿った場所。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヒナギキョウ
    花は淡紫色で葉柄が長い。日当たりの良い草地に生える帰化植物。

  • キキョウソウ
    花は鮮やかな青紫色で葉のつけねにつく。日当たりの良い草地に生える。

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