ソバナ


キキョウ科/ツリガネニンジン属

ソバナ
撮影 いがりまさし 7月25日 山梨県櫛形山

和名 ソバナ
蕎麦菜。

由来
葉が柔らかくて、ソバの葉に似ていて、若芽を食用にすることからついた名前。または、傾斜の急な岨道に生えているから岨菜という説もある。

花期 7〜9月。
特徴 夏から秋に出会う釣り鐘形の花は意外に多いが、ソバナは先の方が広がった花の形と互生する葉が特徴。また、他のものは開けた所に多いが林の中に生えるのも目安になる。茎は中空で、葉や茎を切ると白い汁が出る。多年草。


青紫色。まれに白色。


花は長さ2〜3cm程度。ろうと状の鐘形で下を向き、先が5つに裂けてとがる。雄しべ5本。雌しべ1本。

草丈 50〜100cm。
互生して葉柄がある。長さ5〜20cm、幅3〜8cm。幅が広く(広披針形または卵形)先端は尾状に伸びる。基部は広く、ハート形にへこむ。鋸歯は粗い。
生育地 山地の林床のやや湿った場所。谷筋、沢沿い。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • ツリガネニンジン
    花は先の方があまり広がらない。花も葉も輪生する。山や里の草原。

  • ヒメシャジン
    草丈低く50cm以下。亜高山の草地や岩場に生える。

TOP | HOME | 用語解説