キキョウ


キキョウ科/キキョウ属

キキョウ
撮影 いがりまさし 8月11日 愛知県田原町

和名 キキョウ
桔梗。

由来
漢名を音読みした。

花期 7〜9月。
特徴 里山の草地に秋を告げる花だが、最近は野生のものはまれになった。万葉集に登場する秋の七草のあさがおの花は、キキョウではないかと考えられている。根は薬用になる。古くから栽培され、園芸品種(二重咲き、ピンク色、斑入りなど)が多い。茎や葉を切ると白い汁が出る。多年草。


青紫色。まれに白色。


花は直径4〜5cm程度。茎の先端に数個つく。鐘形で先が5つに裂ける。雄しべ5本。雌しべ1本だが、花柱の先が5つに開く。

草丈 50〜100cm。
互生するが、ときに対生や輪生することがある。長さは4〜7cmで葉柄はない。狭卵形で鋭い鋸歯がある。葉の裏は白っぽい。
生育地 日当たりがよく乾いた山地草原。ススキ草原。明るい林の中、林縁。海岸。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ソバナ
    下を向いて咲く。山地の林床のやや湿った場所、谷筋、沢沿い。

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