オトコエシ


オミナエシ科/オミナエシ属

オトコエシ
花は白い
撮影 いがりまさし 9月20日 愛知県新城市

和名 オトコエシ
男郎花。

由来
オミナエシに比べて全体がっしり丈夫そうに見えるから。漢方ではオトコエシとオミナエシの根を敗醤根と呼び消炎や排膿などに用いる。

花期 8〜10月。
特徴 秋の道ばたでは最もよく目にする花のひとつ。オミナエシとは花の色が違うので一目瞭然だが、遠くから見るとヒヨドリバナやゴマナと見まちがうこともある。花をアップで見ればこれらとまちがえることはない。根もとから細長いほふく茎を出し先端に新しい苗をつくる。草刈りされても葉の脇からどんどん花を出す。多年草。


汚れたような白色。


花冠の直径4mmほど。白色の小さな花を散房状に多数つける。

草丈 直立。60〜100cmほど。
対生。3〜15cm。卵形か羽状に深く裂ける。オミナエシより幅広くやや丸みのある葉。
生育地 日当たりの良い山野や林下、山道にふつう。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヒヨドリバナ
    葉はふつう裂けない。キク科。

  • フジバカマ
    キク科。葉はふつう3深裂。

  • オミナエシ
    花は鮮やかな黄色。

TOP | HOME | 用語解説