オオバコ


オオバコ科/オオバコ属

オオバコ
雄しべか突出す
撮影 いがりまさし 8月15日 長野県蓼科高原

和名 オオバコ
大葉子。

由来
幅の広い葉の意味。漢名を車前草(シャゼンソウ)といい、車の通る道ばたに多いことによる。漢方では葉や種子(車前子)をせき止めや去痰に用いる。

花期 4〜9月。
特徴 人に踏まれるような所をわざわざ選ぶかのように生える。雌花の時期(雌性期)と雄花の時期(雄性期)とがある。いくつも花茎を立てるので、一つの株で雌・雄・実の3つの時期を同時に見ることもできる。多年草。


花序全体は淡緑色。葯には白色と紫色がある。


長さ約2mm。小さな花をびっしりと穂状につける。まず雌しべが受粉、つづいて雄しべが出る。

草丈 花茎の高さ10〜20cm。
長さ4〜30cm、幅3〜8cm。卵形〜広卵形。
生育地 日当たりの良い道ばたや空き地などにふつう。
分布 日本全土。


(似た物)
  • トウオオバコ
    大型で花序の先がやや細くなる。海岸に生える

  • セイヨウオオバコ
    葉は淡緑色でやや厚く光沢がある。帰化植物。海岸付近。

  • ツボミオオバコ
    全体に白い毛が生える。帰化植物。

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