イワタバコ


イワタバコ科/イワタバコ属

イワタバコ
紅紫色の花
撮影 いがりまさし 7月31日 愛知県鳳来町

和名 イワタバコ
岩煙草。

由来
花や葉がタバコに似ていることによる。若葉は山菜、古い葉は胃腸の民間薬として利用される。

花期 6〜8月。
特徴 日陰の黒い岩壁に咲く姿は、静かに輝く星々のよう。役目を終えた花は星の姿のままポトリと落ちる。タバコの葉のようなしわのある葉が特徴。多年草。


赤紫色。


花茎の先に五角形の星形の花をいくつもつける。花冠の直径1.5cmほど。花冠は5深裂。まれに6つに裂ける。

草丈 花茎の高さ10〜30cm。根もとにある葉の間から1〜2本の花茎を伸ばす。
根生。長さ10〜30cm、幅5〜15cm。楕円状卵形、ふぞろいの鋸歯がある。葉質はやわらかい。
生育地 山地の渓流そばなどの湿った岩壁に着生。
分布 本州(福島以南)、四国、九州。


(似た物)
  • イワギリソウ
    葉や茎に毛を密生し花冠は不同長に裂ける。近畿以西〜九州。

  • ケイワタバコ
    イワタバコに似ているが萼や花茎、葉裏に毛がある。花期はやや早い。

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