キツネノマゴ


キツネノマゴ科/ キツネノマゴ属

キツネノマゴ
花はまばらにつき萼ばかりが目立つ
撮影 いがりまさし 9月8日 愛知県新城市

和名 キツネノマゴ
狐の孫。

由来
穂状になった形がキツネの尾に似ているからという説もあるが、はっきりした由来は不明。

花期 6〜10月。暖地などでは12月に入っても見られる。
特徴 2〜5cmの花序についた花はポツポツとしか咲かないのが特徴的。小さな花のわりには下唇のピンクが目をひく。草地や道ばたなどにごくふつうに見られる。踏まれそうな場所に多いせいか、よく葉が痛んでいる。1年草。


淡い赤紫色。まれに白花。


花冠の長さ約8mm。唇形花、穂状に密集し数個ずつ咲かせる。苞と萼はほぼ同形。下唇の白い模様は昆虫たちに蜜のありかを知らせるガイドマーク。

草丈 高さ10〜40cm。
対生。長さ2〜5cm、幅1〜2cm。卵形〜長楕円形。全縁。
生育地 道端、林縁、草地などにふつう。暖地では畑などにも。
分布 本州、四国、九州。
備考 果実が熟すと種子は弾糸の力ではじけ飛ぶ。実のついたものを水に差して置いておくと、種子が飛び散るのが見られる。


(似た物)
  • キツネノヒマゴ
    南西諸島。葉が小さく厚く広い。乾くと黒変。苞がやや広い。

  • ハグロソウ
    花冠は2cmとやや大きく、葉腋から花柄を出し2枚の包葉の中から花冠を出す。林のなかに生え、花期は盛夏。

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