ムラサキサギゴケ


ゴマノハグサ科/サギゴケ属

ムラサキサギゴケ
上の花びらはV字形に切れこむ
撮影 いがりまさし 4月18日 愛知県長久手町

和名 ムラサキサギゴケ
紫鷺苔。

由来
花がサギの頭に似ていることからついた名。

花期 4〜6月。
特徴 田のあぜをびっしりと埋めている光景を目にすることが多い。花が終わる頃、根もとの葉の間からほふく茎を伸ばして繁殖する。よく似たトキワハゼとは、ほふく茎があり、上の花びらがV字形に切れこむことで識別できる。多年草。白花のサギゴケと混じって群生することも多い。


薄紫〜赤紫色。下唇には黄と橙色の斑紋が入る。


花冠の長さ1.5〜2cm、唇形花。雌しべの先は二枚貝のようになっていて、そっと触れると貝が閉じるように口が合わさる。

草丈 花茎は直立、高さ10〜15cm。根もとの葉の間から花茎を立て花をまばらにつける。
対生。長さ4〜7cm、幅1〜1.5cm。倒卵形〜楕円形。葉は根もとに集まる。
生育地 田のあぜや湿った場所。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • トキワハゼ
    ほふく茎は出さない。上の花びらはV字形に切れこまない。

  • サギゴケ
    ムラサキサギゴケの白花品。

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