オオイヌノフグリ


ゴマノハグサ科/クワガタソウ属

オオイヌノフグリ
撮影 いがりまさし 3月30日 愛知県音羽町

和名 オオイヌノフグリ
大犬の陰嚢。

由来
ヨーロッパ原産の帰化植物。果実の形を犬の陰嚢に例えたもの。フグリとは陰嚢の古語。

花期 1〜6月。
特徴 花の少ない早春、空き地や土手などで地面いっぱいルリ色の花を敷く。この花が帰化植物と聞かされると驚く人も多い。似た仲間がいくつかあるが、最もふつうに見られ群生するのでよく目立つ。越年草。


青〜青紫色。


花冠の直径8〜10mm。4枚の花びらがあるように見えるが、じつは花冠が4つに裂けたものである。花がすむと花冠ごとポトッと落ちる。日が照らないと花は開かない。また地面の温度にも関係するようである。

草丈 根もとで枝わかれし地面に張りつくように四方に広がる。長さ30〜50cm。
茎の下部は対生、上部では互生。長さ0.7〜1.8cm、幅0.6〜1.5cm。卵状広楕円形、8〜16個の鋸歯がある。
生育地 道ばたや畑、空き地など日当たり良い場所。
分布 日本全土。ヨーロッパ原産。


(似た物)
  • タチイヌノフグリ
    直立。花は3〜4mmとごく小さく青紫色。

  • フラサバソウ
    花は淡い青色で荒い毛が多い

  • イヌノフグリ
    花は淡い赤紫色。在来種だが現在では少ない。

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