アメリカアゼナ ゴマノハグサ科/ アゼトウガラシ属

：いがりまさし

9月17日 愛知県新城市

和名 アメリカアゼナ アメリカ畦菜。 由来 アゼナに似て北アメリカ原産だから。昭和初期に兵庫県で発見され、戦後各地で見られるようになった帰化植物。 花期 8〜10月。 特徴 稲刈りの頃に咲く水田雑草は小さくて似ているものが多いが、アメリカアゼナの特徴は葉の縁が鋸歯縁で、基部は葉柄状になる。よく似たアゼナは、葉に鋸歯も葉柄もない。休耕田や稲刈りのあとの水田で咲いていることが多い。1年草。

花 色 淡い赤色〜白色。 形 花冠は長さ0.5〜1cm、唇形花。雄しべ4個のうち下の2個は葯がない（仮雄しべ）。アゼナは4個とも葯がある。茎の上部の葉の脇（葉腋）から1個ずつ花を咲かせる。 草丈 高さ10〜30cm。茎は根もと付近でよく枝わかれする。 葉 卵状長楕円形。葉の基部は短い葉柄状になり、縁には少数の波状の鋸歯がある。葉面には3本の平行脈が目立つ。紫褐色の汚れたような模様が入ることが多い。 生育地 水田、河辺。湿り気のある荒れ地など。 分布 北アメリカ原産。

（似た物） アゼナ 葉に鋸歯も葉柄もない。雄しべは4個とも葯がある。 サワトウガラシ 花は鮮やかな青紫で葉は線形。

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