ワルナスビ


ナス科/ナス属

ワルナスビ
撮影 いがりまさし 9月1日 長野県塩尻市

和名 ワルナスビ
悪茄子。

由来
刺が多くて始末におえない害草という意味。北アメリカ原産の帰化植物。昭和初期に関東南部に入り、現在では各地に広がっている。

花期 6〜10月。
特徴 茎は節ごとに「く」の字に曲がり、茎や葉に著しい刺があり特に茎の刺は鋭い。花の中心からバナナを小さくしたような形のおしべが長く突き出る。地下茎をひいてふえ繁殖力旺盛。多年草。


淡い紫色。または白花。


花冠は直径1.8〜2.5cm、浅く5裂する。大きな星形、あるいは五角形の花。茎の途中から太い枝が伸び、その先に4〜10個ほどの花をつける。

草丈 直立。高さ50〜100cm。
互生。長さ8〜15cm、幅4〜8cm。長楕円形で縁に大きな波形の鋸歯がある。
生育地 道端、荒れ地。
分布 北アメリカ原産。
備考 果実は液果。直径約1.5cmの球形でミカン色に熟す。


(似た物)
  • キンギンナスビ
    花は白色。果実は球形。熟すと白〜オレンジ、赤へと変わる。熱帯アメリカ原産。関東南部〜沖縄にかけての太平洋側に帰化。

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