ヤマハッカ


シソ科/ヤマハッカ属

ヤマハッカ
撮影 いがりまさし 10月7日 三重県名張市

和名 ヤマハッカ
山薄荷。

由来
ハーブのハッカに似て山に生えるため。しかし、葉をもんでもハッカのにおいはしない。

花期 9〜10月。
特徴 茎頂や葉腋(葉の脇)から細長い穂を出し、青紫色の花を数個づつ段々につける。秋の野には似た仲間が多いが萼がほぼ等しく5つにわかれることと菱形の葉が特徴。多年草。


ヤマハッカ
葉の基部は葉柄に流れて翼状になる
撮影 いがりまさし


青紫色。


花冠の長さ7〜10mm。上下2唇にわかれ、上唇は直立、下唇は雄しべと雌しべを包みこみ前に突き出す。

草丈 直立。40〜100cm。茎は四角形、4本の稜上に下向きの毛がある。
対生。長さ3〜6cm。菱形。単葉。葉の縁にはややまばらな鋸歯があり、基部は急に細くなって葉柄の翼に続く。
生育地 日当たりの良い山野の林縁など。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • イヌヤマハッカ
    萼は下の方が切れこみが深い。関東西南部〜中部東南部。

  • コウシンヤマハッカ
    イヌヤマハッカの変種で葉が細い。山梨、長野。

  • カメバヒキオコシ
    葉が尾っぽを出した亀のようになる。

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