ミゾコウジュ


シソ科/ アキギリ属

ミゾコウジュ
撮影 いがりまさし 5月31日 群馬県足利市

和名 ミゾコウジュ
溝香ジュ。

由来
溝に生えるコウジュの意味。コウジュはナギナタコウジュのことで、これに似て溝のような湿った所に生えるから。別名:ユキミソウ。

花期 5〜6月。
特徴 田の畔や湿った場所に生える。小さな花と萼を見るとシソ科の仲間であることがわかる。秋には同じような形をした植物も多いが、ミゾコウジュは初夏の頃に咲くのが見わけのポイント。長楕円形の葉には細かなシワが目立つ。かつては田の畔などにふつうに見られたのだが、開発や薬の影響からか近年では数が少なくなってしまった。越年草。


淡い紫色〜赤紫色。


花冠は長さ4〜5mm。小さな唇形花。下唇には紫色の斑点がある。5〜10cmほどの花序に淡い紫色の花を輪生させ段々に咲かせる。

草丈 直立。高さ30〜70cm。茎は四角で下向きの毛がある。
対生。長さ3〜6cm、幅1〜2cm。長楕円形。根生葉をロゼット状に広げ冬越しするが、花期には枯れてしまう。
生育地 湿った草地や田のあぜ。湿地。沼のほとり。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • イヌコウジュ
    花は9〜10月。山野の道端。

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