ヒメジソ


シソ科/ イヌコウジュ属

ヒメジソ
撮影 いがりまさし 9月12日 岡山県備中町

和名 ヒメジソ
姫紫蘇。

由来
食用のシソに似ているが小型でかわいらしいという意味。

花期 9〜10月。
特徴 よく似たイヌコウジュとは葉の鋸歯、萼の上側3個の形で見わけられる。ヒメジソは、葉の鋸歯が大きくて数は4〜6個、上萼片3個は広い三角形、先はあまりとがらないのが特徴。葉をもむと特有の香りがする。シソ科のほとんどは葉裏に腺点があり、その中に様々な香料を含んでいる。1年草。


ヒメジソ
上の萼片はあまりとがらない
撮影 いがりまさし


淡い赤紫色〜ピンク〜白色。


花冠は長さ4〜5mm。唇形の小さな花。3〜7cmの花序にまばらに花を咲かせる。

草丈 直立。高さ20〜60cm。茎は断面が四角。よく分枝する。
長さ2〜4cm、幅1〜2.5cm。卵形〜広卵形。鋸歯は片側4〜6個。葉質はうすい。裏面には針で押した跡のような腺点が多数ある。
生育地 山野の林縁や草原、道端。水田の脇など、やや湿り気のある所。
分布 日本全土。


(似た物)
  • イヌコウジュ
    葉の鋸歯は片側6〜13個。上萼片は細い線形で先は鋭くとがる。萼には腺点があり黄色く光る。

TOP | HOME | 用語解説