キランソウ


シソ科/キランソウ属

キランソウ
撮影 いがりまさし 4月29日 新潟県広神村

和名 キランソウ
金瘡小草。紫藍草

由来
紫を「キ」と読んだことから紫藍草とついたという。別名:ジゴクノカマノフタ。根生葉が地面に貼りつくように広がる様子を例えたもの。薬草としても使われるのでイシャコロシなどの地方名もある。

花期 3〜5月。
特徴 地面にふたをするかのように貼りついている姿は特徴的。まだ肌寒い早春の頃からぽつぽつ咲き出す。石垣や岩の多い斜面は地面が暖まりやすいせいか他のものに先駆けて咲く。多年草。


青紫〜紫色。まれに桃色。


花冠の長さ約1cm。葉の脇(葉腋)に数個つける。桃色の花をつけるものをモモイロキランソウという。

草丈 茎は立ち上がらず、地面に放射状に広がる。シソ科には珍しく茎が丸い。
長さ4〜6cm、幅1〜2cm。倒披針形、鋸歯がある。紫色を帯びることがある。
生育地 人家周辺の畑や石垣、道ばたから山麓の斜面、岩など。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • オウギカズラ
    山地の木陰。茎は立ち上がる。

  • ヒメキランソウ
    九州、沖縄。葉は分厚く光沢がある。

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