ウツボグサ


シソ科/ウツボグサ属

ウツボグサ
撮影 いがりまさし 6月16日 三重県美杉村

和名 ウツボグサ
靫草。

由来
花序を弓矢を入れる道具の靫(篭のようなもの)に見立てた。また、花一つを靫に見立てたという解釈もある。別名:カコソウ(夏枯草)。

花期 6〜8月。
特徴 盛んに暑くなった頃、道ばたや草地に群がって生え、穂を伸ばしながら次々と紫の花を咲かせる。晩夏、花が終わった後も花序が枯れたまま立っている。乾燥した花序は薬草に使われる。多年草。


紫色。


3〜8cmの花序に紫色の唇形花を密につける。花がすむと萼は閉じてしまう。果実はその中で成熟する。

草丈 10〜30cm。花後、走出枝(ランナー)を出してふえる。
対生。長さ2〜5cm。長楕円状披針形。
生育地 人家周辺の道ばた〜高原の草地。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • ミヤマウツボグサ
    北海道、本州中北部の高山。走出枝がない。

  • タテヤマウツボグサ
    本州中北部。高山草地。

TOP | HOME | 用語解説