ヤナギハナガサ


クマツヅラ科/クマツヅラ属

ヤナギハナガサ
花冠は萼の3倍ほどと長い
撮影 いがりまさし 5月26日 愛知県渥美半島

和名 ヤナギハナガサ
柳花傘。

由来
南アメリカ原産の帰化植物。渡来年代は不明。別名:サンジャクバーベナ

花期 7〜9月
特徴 オミナエシのような形で花が紅紫色であればヤナギハナガサの仲間だ。花冠の長さが萼の3倍ほどと長いのが、似た仲間と見わける特徴だが、花の色もやや濃く、遠くから見ても慣れると見わけられる。空き地や線路ぞいなど荒れた所に生える。花が美しいので栽培も盛ん。茎は断面が四角く中空。ざらざらした毛が生えている。多年草。


紅紫色。


花冠は直径3mm、5裂する。花筒が萼の3倍ほどで、萼裂片先端は低い三角形。苞は萼より短い。花後1〜2cmの果穂となる。

草丈 直立。高さ0.6〜1.5m。よく枝わかれする。茎は四〜六角形、触るとザラザラする。
対生。鋸歯は浅くややまばら。葉柄がなく基部が広いため、やや茎を抱くようにつく。葉は茎とともに濃い緑色をしている。
生育地 道端、空き地、線路ぞいなどの荒れ地。
分布 南アメリカ原産。全国的に広がっている。


(似た物)
  • アレチハナガサ
    薄紫色の花。花筒は萼の約2倍、萼裂片は鋭くとがった三角形。

  • シュッコンバーベナ
    花冠の長さは萼の3倍ほどというのはヤナギハナガサと同じだが、苞が萼より長いのがちがい。草丈は50cm以下と低い。

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