アレチハナガサ


クマツヅラ科/クマツヅラ属

アレチハナガサ
花冠は萼の2倍程度で短い
撮影 いがりまさし 6月11日 愛知県豊橋市

和名 アレチハナガサ
荒地花傘。

由来
傘状の花序をつけ荒れ地に生えるのが名の由来だろう。南アメリカ原産の帰化植物。1957年頃、福岡、北九州、神奈川に帰化。近年、全国的に広がった。

花期 7〜9月
特徴 オミナエシのような形で花が淡紅紫色であればアレチハナガサの仲間だ。花冠の長さが萼の2倍ほどと短いのが似た仲間と見わける特徴だが、花の色もやや淡く遠くから見ても、慣れると見わけられる。港近くや宅地造成などで空き地となった場所などで見かける。茎は断面が四角く中空。ざらざらした毛が生えている。多年草。


淡紅紫色。


花冠は直径2〜3mmほど、ふぞろいに5裂する。花筒は萼の約2倍、萼裂片は鋭くとがった三角形。苞は萼より長い。花後1〜5cmの円柱状の果穂となる。

草丈 直立。高さ1〜2m、よく枝わかれする。茎は四角、粗い毛が生えていてざらざらする。
対生。深い鋸歯がある。葉柄がなく基部が広いため、やや茎を抱くようについている。
生育地 海港付近、空き地、線路ぞいなど荒れ地に生える。
分布 南アメリカ原産


(似た物)
  • ヤナギハナガサ
    花は赤紫色で比較的濃い。花冠の長さは萼の約3倍、萼裂片先端は低い三角形。

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