ホタルカズラ


ムラサキ科/ムラサキ属

ホタルカズラ
青く光る花は蛍のイメージ
撮影 いがりまさし 6月13日 青森県尻屋崎

和名 ホタルカズラ
蛍葛(蛍蔓)。

由来
点々と咲く様子をホタルの光に見立て、花が終わる頃につる状になるのでカズラ。

花期 4〜5月。
特徴 草むらの中から浮き上がるように光り輝く青紫の花は、独特で似たものはない。花色は青紫を基準に淡い〜紫色までとさまざま。花後横にはう枝を伸ばし、新しい株をつくる。多年草。


ピンク〜青紫色。つぼみや咲はじめはピンク色をしている。まれに白色。


花冠の直径15〜18mm、5〜6深裂。花びら(裂片)各々の主脈に沿って白い筋が入る。

草丈 15〜25cm。花の頃は立ち上がり、後につる状に横にはう。
互生。長さ2〜6cm、倒披針形。茎や葉の表面にはざらつくような毛がある。特に冬葉は堅くネコの舌のようにざらつく。
生育地 林の縁や丘陵、草地などの乾き気味の場所。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ヤマルリソウ
    福島以南〜九州。花冠1cmほどと小さく、色は淡い淡紫色。

  • ルリソウ
    北海道、本州中部地方以北。茎は直立する。

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