ヤエムグラ


アカネ科/ヤエムグラ属

ヤエムグラ
撮影 いがりまさし 4月18日 愛知県豊橋市

和名 ヤエムグラ
八重葎。

由来
いくえにも重なりあって茂ることによる。古歌にうたわれたヤエムグラはカナムグラ(クワ科)との説あり。

花期 5〜7月。
特徴 茎にある刺で他のものに寄りかかりながらぐんぐん伸びる1年草〜越年草。茎は断面が四角で逆向きに曲がった刺がある。衣服にもよくくっつくので子供の遊び道具にも使われる。ヤエムグラ属の中で茎が太く、葉や茎の刺が大きなものは他にない。


淡い黄緑色。


花冠の直径約1.5mm、先は4深裂。地味でごく小さい。

草丈 50〜90cm。他の物に寄りかかりながら伸びるのでつる状にみえる。
長さ1〜3cm、幅1.5〜4mm。広線形〜狭倒披針形。6〜8枚が輪生状につく(内、葉は2枚、他は托葉が変化したもの)。縁や先端に刺がある。
生育地 人家周辺のやぶや荒れ地、田のあぜや道ばたにごくふつう。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ヨツバムグラ
    田のあぜや道ばた。茎は無毛。

  • クルマムグラ
    山地。白花。

  • ホソバノヨツバムグラ
    低山〜亜高山の湿地。

  • ヤブムグラ
    関東丘陵にまれ。茎は無毛。

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