ヘクソカズラ


アカネ科/ヤイトバナ属

ヘクソカズラ
撮影 いがりまさし 9月1日 愛知県豊橋市

和名 ヘクソカズラ
屁糞葛。

由来
触ったり傷つけると悪臭があるのでこの名がある。見るだけなら臭わない。別名:ヤイトバナ、サオトメバナ。万葉集にもクソカズラの名で詠まれている。

花期 8〜9月。
特徴 夏の終わり頃、フェンスやほかの草木にからみついて小さな釣り鐘のような白い花をつける。似た植物はあまりない。秋から冬になると丸い黄褐色の実が目立つ。つる性の多年草。


花の中央と内側は赤紫色、外側は白色。


花冠は長さ直径とも約1cm。鐘形で先が浅く5裂し、フリルのように波うつ。内側は赤紫で毛が多い。白と赤紫色のコントラストが効いていて小さいがよく目立つ。

草丈 いろいろな物にからまって長く伸び、数メートルにもなる。
対生。長さ4〜10cm、楕円形〜細長い卵形。
生育地 低地の林の縁ややぶ、土手、草原などに多い。日当たりを好む。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ハマサオトメカズラ
    ヘクソカズラの海岸型。葉が厚く光沢あり。

TOP | HOME | 用語解説