コバノカモメヅル


ガガイモ科/カモメヅル属

コバノカモメヅル
撮影 いがりまさし 8月2日 愛知県作手村

和名 コバノカモメヅル
小葉の鴎蔓。

由来
対生した葉が翼を広げたカモメの姿に似ていることから。

花期 7〜9月。
特徴 夏の湿地でほかの植物にからまって、あずき色の星のような花を咲かせる。対生した葉が飛んでいるカモメのように見えるのが、この仲間の特徴。白花をアズマカモメヅルという。多年草。


暗紫色。


花冠の直径7〜9mm、深く5裂し、さらに内側に5個の小さな副花冠がある。雌雄しべが合生した黄色のずい柱を小さな副花冠が囲んでいる。副花冠はずい柱より短い。

草丈 つるで他の植物にからみつく。
対生。長さ3〜11cm、幅1〜2.5cm。広披針形で先はとがる。基部はふつうくさび形〜切形だが、写真のように浅い心形になるものもある。
生育地 山野の草地。
分布 本州(関東〜近畿地方)。


(似た物)
  • コカモメヅル
    花は直径5mmほどと、ひとまわり小さく、そのわりに花柄が長い。葉の基部はふつう心形。

  • オオカモメヅル
    葉の基部は心形で花の内側に毛がある。

  • シロバナカモメヅル
    花の直径1〜2cmとやや大きく、淡黄白色。

  • クサナギオゴケ
    茎の下部は直立する。花期は5〜6月。東海、近畿地方、四国。

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