ミツガシワ


ミツガシワ科/ミツガシワ属

ミツガシワ
撮影 いがりまさし 6月26日 群馬県尾瀬ヶ原

和名 ミツガシワ
三槲。

由来
3枚の葉が三柏の紋に似ているからという説と、カシの葉に似ているからという説がある。

花期 4〜8月。
特徴 水中から燭台のように突き出た3枚の葉と、花冠にたくさんの毛が生えた白い花が特徴。寒冷な高層湿原などに生えるが、暖かい地方でもところどころ隔離分布している。花には雌しべの長く突き出た型と短い型とがあるが、これは雌雄のちがい。多年草。


ミツガシワ
葉は3小葉
撮影 いがりまさし


白色、またはごく淡く紫色を帯びる。


花冠の直径1〜1.5cm、5深裂。内側に縮れた白い毛を密生する。

草丈 高さ20〜40cm。
3小葉からなる。小葉の長さ4〜8cm、幅2〜5cm。質は厚く、わずかに鈍鋸歯があるか全縁。
生育地 湿原や沼など水辺。高地に多いが低地にも生える。暖地では残存植物として隔離分布している。
分布 北海道、本州、九州。


(似た物)
  • イワイチョウ
    高山の湿地。葉は腎形で1枚。

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