センブリ


リンドウ科/センブリ属

センブリ
撮影 いがりまさし 10月11日 福島県赤井嶽

和名 センブリ
千振。

由来
古くから胃腸薬としてよく知られる。全草を煎じて千回振り出してもまだ苦みがあることからついた名。別名:トウヤク(当薬)。

花期 8〜11月
特徴 星形をした白い花は印象的。花は日が当たらないと開かない。日当たりのよい草地や、やせ山などに生える。1年草〜越年草。


白色。紫色のすじが入る。


花冠の長さ1.5cmほど、5深裂する。白色で紫脈がある。つぼみはやや紫色。

草丈 直立。高さ5〜25cm。茎は四角形、やや紫色を帯びることが多い。
対生。長さ1〜3.5cm、幅1〜3mm。線形〜線状長楕円形。
生育地 山野の日当たりのよい草地や斜面。
分布 北海道(西南部)、本州、四国、九州


(似た物)
  • イヌセンブリ
    湿地に生え、葉の幅が広く花冠の内側の毛が長い。苦みはない。

  • ソナレセンブリ
    葉に厚みがありがっしりしている。伊豆半島、伊豆諸島の海岸斜面。

  • ムラサキセンブリ
    花は淡紫色。西日本に多い。

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