ギンリョウソウ


イチヤクソウ科/ギンリョウソウ属

ギンリョウソウ
撮影 いがりまさし 5月4日 愛知県豊川市

和名 ギンリョウソウ
銀竜草。

由来
うろこ状の鱗片葉とうつむいて咲く花の様子を竜の首に見立てた。別名:ユウレイタケ。

花期 4〜8月。
特徴 山地のやや湿った場所に生える腐生植物。落ち葉などを養分に育つ。葉緑素を持たないので全体が透明感のある白色をしているのが特徴。花も葉もガラス細工のようにもろい。果実は液果。


純白。


長さ1.5〜2.5cm。花は1個、うつむいて咲く。花冠の裂片は筒状で3〜5個。雄しべ10個、雌しべは先が広がり紫色を帯びる。

草丈 直立。高さ8〜20cm。
長さ0.7〜1.5cm。葉の退化した鱗片葉が多数互生する。
生育地 山地の薄暗いやや湿り気のある場所。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ギンリョウソウモドキ
    花期8〜9月。ギンリョウソウにそっくりだが、子房に縦の溝が入り、果実は水っぽい液果ではなく乾いた朔果であることがちがい。別名:アキノギンリョウソウ。

  • シャクジョウソウ
    全体が淡黄褐色。花は数個。果実は朔果。

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