ミシマサイコ


セリ科/ ミシマサイコ属

ミシマサイコ
撮影 いがりまさし 8月26日 愛知県新城市

和名 ミシマサイコ
三島柴胡。

由来
昔、生薬の材料として静岡県三島地方で生産されたことからついた名。柴胡(サイコ)は漢名。根を乾燥させたものを漢方で柴胡と呼ぶ。

花期 8〜10月。
特徴 傘状の花序をもつセリ科のなかで黄色い花を咲かせる仲間。ひとつひとつの花はペタッと押しつぶしたような形だが、よく見ると花弁はある。茎も葉も毛はなく、白緑色。葉は単子葉植物のように脈が平行に走る。この点はよく似た仲間にも見られない顕著な特徴。多年草。


黄色。


黄色い泡粒のような花が傘状につく。

草丈 直立。高さ30〜80cm。花の頃は茎が倒れていることが多い。
互生。長さ4〜15cm、幅0.5〜1.5cm、白緑色の線形の葉。質はやや厚く、縦に数本平行脈がある。
生育地 海岸〜山地の明るい草原。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • ホタルサイコ
    葉はやわらかい。葉脈は平行脈とならない。基部は広くなり茎を抱く。

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