オオチドメ


セリ科/チドメグサ属

オオチドメ
撮影 いがりまさし 6月17日 千葉県八千代市

和名 オオチドメ
大血止。

由来
葉の汁を傷口につけると血が止まると言われる。別名:ヤマチドメ。山地に多いことからついた。

花期 6〜10月。
特徴 銭形の葉をつけ地面をはうチドメグサの仲間は、花柄の長さがまずポイントになる。オオチドメは花柄が長く、花は葉より上になるのが特徴。茎は地をはって、節から枝を出す。茎の先や枝は斜状する。多年草。


淡緑白色。


葉腋に花序をつけ、花柄は葉よりも長い。十数個がかたまってつき、外側から咲いていく。花弁は5個。

草丈 10cm。
互生。直径1.5〜3cmで丸く、表面には光沢がある。縁に浅い切れこみがあり、基部はハート形で深く切れこむ。鈍い鋸歯がある。
生育地 山野の日当たりのよい場所。庭、郊外の人里などにも生える。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • チドメグサ
    花柄が短く花は葉より下になる。

  • オオバチドメ
    葉の直径は3〜6cmと大きく、ひとつの花柄に複数の花序をつける。本州関東地方以西、四国、九州に分布。

  • ノチドメ
    花序は葉よりも低く茎の上部は立ち上がる。葉の切れこみが深い。

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