ウド


ウコギ科/タラノキ属

ウド
撮影 いがりまさし 8月16日 長野県蓼科高原

和名 ウド
独活。

由来
うづ(埋)の転訛とか、うど(埋所)という意味など、いくつかの説がある。若芽や茎を食用とする。

花期 8〜9月。
特徴 ぼんぼりのような花をいくつもつけた花序は特徴的。春の芽出しは山菜として人気があるので、花よりよく知られている。茎は太く、かたい短毛があり直立する。薬用。多年草。


ウド
秋に熟した実
撮影 いがりまさし


淡緑色。


花弁は5個。茎の先に球状の散形花序が集まって大きな円錐花序になる。花序の上部は両性花だが、下部には雄花がつく。花序には短毛が密生する。

草丈 1〜2m。
互生して2回羽状複葉になる。葉柄は長く、基部に小さな托葉がある。小葉の柄は短く、長めの楕円形で先はとがる。縁に細かい鋸歯があり、両面に短毛がある。
生育地 山地から低山の草原、明るい谷間、崩壊した裸地など。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • シシウド
    花の集まりは皿状になる。セリ科。

  • タラノキ
    山菜の両雄のひとつ。木本。茎には鋭い刺がある。葉の両面にも刺がある。

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