ミソハギ


ミソハギ科/ミソハギ属

ミソハギ
撮影 いがりまさし 8月5日 愛知県豊橋市

和名 ミソハギ
禊萩。

由来
溝に生えて花が萩に似ているからという説と、みそぎはぎ(禊萩)が短縮されてミソハギになったという説がある。

花期 7〜8月。
特徴 盛夏の頃、紅紫色の穂状の花を田のあぜで見つけたらこの花だ。ボンバナと呼ばれ、お盆のお供えに使われる花のひとつ。萼片と萼片の間に針状の付属片があり横向きに突き出す(開出する)のが特徴。茎は四角柱形で、上部はまばらに枝わかれする。全体に無毛。多年草。


紅紫色。


花弁は4〜6個で、葉のもとにかたまってつき長い穂をつくる。茎の下から上へと咲いていく。雄しべは12本で、6本が長く、6本が短い。

草丈 50〜100cm。
十字状に対生する。細長く先はとがり、幅は6〜15mmほどになる。葉は茎を抱かない。
生育地 山野の湿地。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • エゾミソハギ
    茎や葉などに短毛がある。萼の付属体は開出しない。葉の基部は茎を抱く。

  • ホソバヒメミソハギ
    花は葉のつけねにつく。南北アメリカ原産。

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