ツボスミレ


スミレ科/スミレ属

ツボスミレ
撮影 いがりまさし 4月29日 新潟県広神村

和名 ツボスミレ
坪菫。または壺菫。

由来
中坪のような所に生えるからとか、距の形が壺に似ているからとか諸説があるがはっきりしていない。万葉集にもこの名が登場するが、ツボスミレのことなのかタチツボスミレのことなのか論議がある。別名:ニョイスミレ。

花期 4〜7月。
特徴 地上茎のある小さな白いスミレはまずこのツボスミレと思ってよい。托葉はタチツボスミレの仲間のように櫛の歯状にはならず全縁か大きく不規則に切れこむ。多年草。


白地に紫色の条が入るのがふつうだが、全体が淡紫色を帯びるものもある。


1cm前後と小さくて距が短い。

草丈 5〜25cm。
ハート形。
生育地 人里から高山まで湿り気のある所なら至る所で見られる。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • フモトスミレ
    花はよく似ているが地上茎がない。

  • ヒメアギスミレ
    葉がブーメラン形になり茎をはわす変種。

  • アギスミレ
    ヒメアギスミレと同じように葉がブーメラン形。茎はふつう立ち上がる。ツボスミレと識別不可能なものも多い。

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