ヤブガラシ


ブドウ科/ヤブガラシ属

ヤブガラシ
近づいてみると意外にカラフルな花
撮影 いがりまさし 8月27日 愛知県豊橋市

和名 ヤブガラシ
藪枯らし。

由来
猛烈な勢いでつるを伸ばし繁殖し、やぶに覆いかぶさるようになるのでこの名前がついた。別名、ビンボウカズラ。

花期 6〜8月。
特徴 やぶにからみついて伸びるつる性の草。葉が5つにわかれて鳥の足状になるのが特徴のひとつ。地下茎をのばして繁殖する。若い苗は全体が暗紫色を帯びる。茎は稜があり、無毛。巻きひげでほかのものに巻きつく。多年草。


淡緑色。


葉と対生して花柄を伸ばし、直径5mmほどの小さい花をたくさんつける。花の色は淡緑色、午前中に花弁も雄しべも散ってしまう。中央の花盤は紅色から橙色に変化して目立つ。花盤には蜜が多く、アリや昆虫が集まる。

草丈 つるの長さは5〜6m以上にもなる。
巻きひげと葉は対生する。鳥足状複葉で5個の小葉がある。互生する。
生育地 人家周辺。やぶ、畑地、庭、公園、路傍、荒れ地、空き地。丘陵、雑木林の林縁など。
分布 北海道(西部)、本州、四国、九州、沖縄、小笠原。


(似た物)
  • ヤエムグラ
    葉は大きく切れこむが小葉にわかれることはない。クワ科。

  • ノブドウ
    葉はほぼ円形で3〜5裂する。果実は虫えいになるものが多く、淡緑色、紫色、碧色に色づいて目立つ。

  • エビヅル
    葉の裏面は毛が密生する。雌雄異株。

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