キツリフネ


ツリフネソウ科/ツリフネソウ属

キツリフネ
撮影 いがりまさし 8月14日 長野県富士見町

和名 キツリフネ
黄釣舟。

由来
ツリフネソウに似ていて花が黄色という意味。

花期 7〜10月。
特徴 ツリフネソウの仲間は日本に3種あるだけで、そのなかで花が黄色いのはキツリフネしかない。全体は無毛。さく果は熟すとわずかな刺激でも裂けて種子を飛ばす。1年草。


淡黄色。内側に赤褐色の斑点がある。


花弁は3個。上方の1個が小さく、側方の2個は左右に大きく広がる。萼も3個で、そのうち下のものは筒状の距になり先は下に曲がる。咲き始めの頃、閉鎖花をよくつける。

草丈 40〜80cm。
互生して柄がある。縁の鋸歯は低くて数が少ない。先はとがらない。
生育地 低地から山地の水辺、陰湿地。ツリフネソウより深山で見られることが多い。
分布 北海道、本州、四国、九州。
備考 有毒。


(似た物)
  • ツリフネソウ
    花は、ふつう紅紫色。茎は紅紫色。茎の上部や葉柄、花軸に暗紅色の粗い毛がある。

  • ハガクレツリフネ
    花は淡紅紫色で葉の下に隠れるように咲く。

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