トウダイグサ


トウダイグサ科/トウダイグサ属

トウダイグサ
燈台のような花序
撮影 いがりまさし 4月1日 愛知県豊橋市

和名 トウダイグサ
燈台草。

由来
昔の室内照明に使われた燈台に草の姿が似ていることによる。別名:スズフリバナ。

花期 3〜6月。
特徴 トウダイグサの仲間で、日当たりの良い畑や道ばたに生えていれば、それだけでまずトウダイグサと判断できる。草丈は30cmほどと小型で、茎の下部の葉は短いので名のとおり「燈台」のように見える。花をルーペで見ると腺体が楕円形で、子房にいぼがないのも特徴。越年草。


黄緑色の花弁のような腺体がある。


黄緑色の4つの花びらのようなものが腺体で、トウダイグサの場合は楕円形。その間から雄しべと雌しべがのぞく。中央からゴロンと飛び出しているのが子房で、ここにいぼがないのも特徴。

草丈 高さ20〜40cm。
互生。長さ1〜3cm、0.6〜2cm。へら形〜倒卵形。茎の上部にやや大型の葉を5個輪生。
生育地 日当たりの良い畑や道ばた、土手、空き地など。
分布 本州、四国、九州、沖縄。


(似た物)
  • タカトウダイ
    草原や海岸に生える。腺体は楕円形で子房にいぼがある。花期は夏。

  • ナツトウダイ
    林に生える。腺体は三日月形で子房にいぼはない。

  • ノウルシ
    湿地や川岸に群生する。腺体は楕円形で子房にいぼがある。花序を囲む葉は明るい黄色。

  • イワタイゲキ
    海岸の岩場に生える。腺体は楕円形で子房にいぼがある。花序を囲む葉は明るい黄色。

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