コニシキソウ


トウダイグサ科/トウダイグサ属

コニシキソウ
葉に暗紫色の斑が入る
撮影 いがりまさし 9月7日 静岡県静岡市

和名 コニシキソウ
小錦草。

由来
錦草は茎が紅、葉が緑色でうつくしいで錦に例えられた。コニシキソウは小型の錦草の意味。北アメリカ原産の帰化植物。明治中期に渡来し、在来のニシキソウを押さえて広く分布している。

花期 6〜10月。
特徴 日本で見られるニシキソウの仲間は数種あるが、このうち茎が地面をはい葉に暗紫色の斑紋があるのがコニシキソウの特徴。在来のニシキソウは斑紋がない。茎を切ると白い乳液がでるのはトウダイグサ属に共通する特徴。1年草。


淡い紅紫色の花弁のような付属体がある。


枝の先に花弁も萼もない花をつける。杯状花序と呼ばれる独特の花序をつくる。雄しべと雌しべと腺体を囲むようについた花びらのようなものが付属体で、白から淡い紅紫色。子房に毛があるのも似た仲間にない特徴。1年草。

草丈 長さ10〜30cm。二また分枝をくり返し、地面をはって広がる。
対生。長さ0.7〜1cm。楕円形。葉の中央に暗紫色の斑紋が目立つ。
生育地 畑、庭、道ばた、空き地など。
分布 北海道、本州、四国、九州。原産地不明の帰化植物。


(似た物)
  • ニシキソウ
    同じように茎は地面をはうが葉に斑紋がない。

  • オオニシキソウ
    大型で茎は斜上する。

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