ゲンノショウコ


フウロソウ科/フウロソウ属

ゲンノショウコ
撮影 いがりまさし 9月13日 鳥取県大山山麓

和名 ゲンノショウコ
現の証拠。

由来
茎や葉を煎じて飲むと薬効がすぐに表れることからついた名前。別名:ミコシグサ(御輿草)。種子をはじき飛ばした後の姿がみこしの屋根に似ているので。

花期 7〜11月。
特徴 田のあぜや草地にふつうに生え、古来から民間薬として使われてきた。花の色は西日本で紅紫色、東日本では白が多いが、色がちがうと印象もずいぶんかわる。茎は根の近くで枝わかれし、株状になる。基部は地面をはい、上部は立ち上がる。全体に下向きの毛に腺毛が混ざって生えている。多年草。


紅紫色〜白。西日本には紅花が多く、東日本には白花が多い。


2個ずつ対になってつく。花弁は5個で、花柱の先は5裂する。

草丈 30〜80cm。
対生。長柄があり深く3〜5裂するが、上部のものは3裂して柄は短い。柄の基部には1対の托葉がある。
生育地 日当たりのよい山野の草地。林縁、路傍、荒れ地などにも多い。
分布 北海道、本州、四国、九州。
備考 薬用。


(似た物)
  • アメリカフウロ
    花はひとまわり小さく、葉は基部近くまで深く切れこみ、裂片は細い。全体に粉のように微細な毛が密生する。北アメリカ原産。

  • タチフウロ
    花弁は淡いピンク色で濃い紅色の脈が目立つ。山地の草地。

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