ミヤマカタバミ


カタバミ科/カタバミ属

ミヤマカタバミ
撮影 いがりまさし 5月22日 鳥取県若桜町

和名 ミヤマカタバミ
深山傍食。

由来
深山に生えるカタバミの意味。別名:エイザンカタバミ。

花期 3〜5月。
特徴 山地に生えるカタバミは、大きくわけて3種あるが、低山に多いのがミヤマカタバミ。越冬葉があり、葉が角張った感じなのが特徴。根茎は太く分枝しない。多年草。


白色〜ピンク色。


花茎の上に花をひとつつける。花の下には2個の苞がある。萼、苞、茎には毛が密生する。雄しべは10個あり、5個は短い。花柱は5個。閉鎖花ができる。

草丈 5〜15cm。
葉は根もとから叢生する。長い柄をもつ3小葉。小葉はハート形で、葉先のかどは角ばっている。裏面に白いねた毛が密生する。就眠活動をする。
生育地 山地の樹林下。スギ林のように薄暗い所や、ブナ林のような明るい所など適応の幅が広い。
分布 本州(東北南部以南)、四国、九州。。
備考 果実は2種類ある。正常花のものは細長く、長さは10〜12mm。閉鎖花のものは卵球形で長さは4〜6mm。


(似た物)
  • コミヤマカタバミ
    越冬葉がなく、小葉は丸みがある。

  • オオヤマカタバミ
    葉はミヤマカタバミよりさらに角張り、花は全開せず花の下に苞がつく。果実が細長い。

  • カントウミヤマカタバミ
    ミヤマカタバミの変種。小葉がやや角張っている。小葉の裏の毛は少ない。

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