カタバミ


カタバミ科/カタバミ属

カタバミ
撮影 いがりまさし 5月13日 愛知県豊橋市

和名 カタバミ
傍食。

由来
葉が就眠活動をするため、夕方になると閉じてしまう。そうすると小葉の片側が欠けているように見えるのでついた名前。別名:スイモノグサ。葉を噛むと酸っぱいのでついた名前。

花期 5〜9月。
特徴 庭の雑草として手を焼く草だが、花が咲いてみると意外にかわいい。種子がはじけとぶ一方、茎をはわせてその先から根を下ろしてふえるので、抜いても抜いてもなくならない。葉や茎にシュウ酸を含む。花は春から秋に勢いがいいが、ほぼ1年中見られる。1年草〜多年草。


黄色。


葉腋から長い花柄を出して黄色の花を数個つける。まれに八重咲きがある。暗くなったり、雨や曇りの日は閉じている。

草丈 3〜20cm。
耳形の托葉と長い柄をもつ3小葉で互生する。小葉はハート形で細かい毛がある。小葉は日中は開き、夜間、雨や曇りの日には閉じる就眠運動をする。
生育地 草地、河原、市街地、畑地、庭、公園、路傍、空き地などで見られる。人家周辺に多い。
分布 日本全土。
備考 薬用。食用。昔は、酸を含んだ葉で鏡や仏具を磨いた。


(似た物)
  • アカカタバミ
    葉が小さく暗赤紫色。黄色い花の中心部に赤い輪ができる。

  • ムラサキカタバミ
    花はピンク色。葯は白色。南アメリカ原産。

  • ミヤマカタバミ
    山地に生え花は白色。

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