ツルフジバカマ
マメ科/ソラマメ属
:
いがりまさし
9月1日 熊本県産山村
和名
ツルフジバカマ
蔓藤袴。
由来
葉のつけねにある托葉を袴に見立て、全体をフジに例えたという説もあるがよくわかっていない。
花期
8〜10月。
特徴
ツルフジバカマの仲間はよく似たものが多いが、次の点が見わけのポイントになる。夏の終わりにならないと咲きはじめない。小葉は16個以内と少なめ。托葉は大きくて悪魔の耳のようにとがる。花を横から見ると筒の部分と開いている部分の長さは同じくらい。つる性の多年草。食用になる。
托葉は耳状で大きい
:
いがりまさし
花
色
紅紫色。
形
蝶形花を総状に密集してつける。花序はがっしりした感じ。
草丈
200cm。
葉
互生。クサフジより小葉が厚く幅はやや広い。小葉は10〜16個の偶数羽状複葉で両面と縁に毛がある。先端に1〜3個の巻きひげがある。葉の基部には大きな耳状の托葉があり、先がとがる。葉は乾燥すると暗赤褐色になる。
生育地
山野の草原や路傍、河原の土手、林縁など。
分布
北海道、本州、四国、九州。
(似た物)
クサフジ
小葉は18個以上。葉の基部の托葉は小さくてとがらない。
ナヨクサフジ
ヨーロッパ原産。花を横から見ると筒の部分が長く、花の柄は萼の下側にT字型につく。
ヒロハクサフジ
海岸に生え小葉は幅が広く軟毛がある。萼の歯牙は鋭い。
オオバクサフジ
小葉は4〜10枚と少なくて大きい。托葉も大きい。
TOP
|
HOME
|
用語解説