クサフジ
マメ科/ソラマメ属
:
いがりまさし
7月30日 長野県武石村
和名
クサフジ
草藤。
由来
花や全体の姿が藤に似ている草という意味。若葉や新芽は食用。
花期
5〜9月。
特徴
クサフジの仲間はよく似たものが多いが、次の点が見わけのポイントになる。初夏から咲きはじめ、小葉は17個以上と数が多くやわらかい。托葉は小さくて目立たず、花を横から見ると筒の部分と開いている部分の長さは同じくらい。つる性の多年草。
花
色
青紫色。
形
蝶形花を総状に密集してつける。花序はほっそりした感じ。
草丈
80〜150cm。
葉
互生。偶数羽状複葉で、先端は3〜5本の巻きひげになっている。小葉は9〜12対ある。托葉は小さくてあまりとがらない。
生育地
山野の日当たりの良い草原や路傍、林縁、河原など。
分布
北海道、本州、九州。
(似た物)
ツルフジバカマ
小葉は16個以内。葉の基部にとがった耳状の托葉が目立つ。全体に軟毛がある。
ナヨクサフジ
ヨーロッパ原産。花を横から見ると筒の部分が長く、花の柄は萼の下側にT字型につく。
ヒロハクサフジ
海岸に生え小葉は幅が広く軟毛がある。萼の歯牙は鋭い。
オオバクサフジ
小葉は4〜10枚と少なくて大きい。托葉も大きい。
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用語解説