カワラケツメイ


マメ科/カワラケツメイ属

カワラケツメイ
撮影 いがりまさし 8月30日 熊本県波野村

和名 カワラケツメイ
河原決明。

由来
河原に生える決明という意味。決明は薬草のエビスグサの中国名。豆茶、浜茶、合歓茶などと呼んでお茶の代用としていた。葉や果実を薬用。ツマグロキチョウの食草。

花期 8〜10月。
特徴 葉は細かい羽状複葉で見るからにマメ科だとわかるが、花の形はマメ科のなかでは例外的に蝶形にならない。花弁は下の1個が大きくてあとの4個は同じ大きさ。茎は紫褐色で短毛がある。1年草。


黄色。


マメ科だが花は蝶形にならない。花弁は5個。4個はほぼ同じ形だが、下の1個は大きく形も違っている。雄しべ4本、雌しべ1本。

草丈 30〜60cm。
偶数羽状複葉。15〜35対の小さい小葉が密接して並ぶ。小葉の先がとがる。葉柄の上部に蜜腺がある。就眠運動をする。
生育地 日当たりの良い河原の乾いた砂礫地、道端、草原。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • クサネム
    水田や河川敷などの湿地に生える。花の色は淡黄色でマメ科特有の蝶形花になる。

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