アカショウマ


ユキノシタ科/ チダケサシ属

アカショウマ
花弁は細いさじ形
撮影 いがりまさし 6月24日 静岡県小山町

和名 アカショウマ
赤升麻。

由来
根茎が赤いことによる。トリアシショウマの変種で太平洋側に生える。升麻(しょうま)は漢名で、麻の葉に似ていることから。

花期 6〜7月。
特徴 日本海側に多いトリアシショウマとは、花序の枝があまり分岐しないこと、花をルーペで見ると花弁が細いさじ形であることなどで見わけられる。根茎だけではなく茎や節も赤味を帯びる。節などに褐色の長い毛があるのが特徴。多年草。


白色。まれに淡い桃色。


花弁は長さ3mmで細いさじ形。花序は枝を長く張り、あまり分枝しない。

草丈 直立。高さ40〜80cm。
小葉は長さ4〜10cm、幅2〜5cm。長卵形で基部はややくぼむ(心形)。先は尾状に長くとがる。
生育地 山地の明るい林縁、林の下。
分布 本州(東北南部)、四国。


(似た物)
  • トリアシショウマ
    花の枝はよく枝わかれし密に花をつける。花弁はさじ形。葉の基部は顕著な心形になる。

  • チダケサシ
    花は淡いピンクを帯び、花序はうなだれない。湿地に生える。

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