タケニグサ


ケシ科/ タケニグサ属

タケニグサ
撮影 いがりまさし 7月23日 山梨県大泉村

和名 タケニグサ
竹煮草。竹似草。

由来
由来は諸説がある。タケニグサを入れて竹を煮るとやわらかくなるから竹煮草、冬枯れの姿が竹に似ていることから竹似草、などがある。別名:チャンパギク。チャンパとはインドシナの占城の名前でインドシナからの渡来植物と考えられたことによる。ヨーロッパでは庭園植物として親しまれているという。

花期 6〜8月。
特徴 大型の多年草。これもケシ科の仲間?と思えるほど一風変った大型の草。切り開かれた山野の斜面に必ずやってくる。葉や茎を傷つけるとオレンジ色の汁がでる。アルカロイドを含む有毒であるが、薬草としても利用される。皮膚につくとかぶれるので観察には注意。実は秋風に揺れシャラシャラ音がする。ささやき草と呼ぶ人もいる。


淡い黄白色。


萼片は長さ1cmほど。花弁はない。

草丈 直立。高さ1〜2m。茎は円柱形で中空。花の頃の茎は粉を塗ったように白い。
互生。長さ20〜40cm。広卵形で縁が大きく切れこむ。葉裏は白い。
生育地 日当りのよい草地や斜面、伐採跡地。都市の荒れ地、空き地など。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • なし。

TOP | HOME | 用語解説