モウセンゴケ


モウセンゴケ科/ モウセンゴケ属

モウセンゴケ
花は日が当たると開く
撮影 いがりまさし 6月12日 愛知県豊橋市

和名 モウセンゴケ
毛氈苔。

由来
群生した様子を赤い毛氈に例えた。コケは小型ほどの意味。

花期 6〜8月
特徴 多年生の食中植物。小さなしゃくしのような葉で虫を捕える。葉には赤く長い腺毛や消化腺があり、虫が捕まると毛も葉も虫を包み込む。花は総状につき下から順に咲きのぼる。


白色。


直径1〜1.5cm。花びら5枚。高さ15〜20cmほどの花茎の先に総状につく。花序ははじめ渦巻き状に巻くが花が下から咲きのぼるに従って直立する。花弁も葯も白い。

草丈 直立。高さ6〜20cm。
ロゼット状に根生。長さ2〜8cm、幅0.5〜1cm。倒卵状円形。赤紫色の腺毛が多数生え、先から粘液を出して虫を捕え消化吸収する。
生育地 山地〜亜高山の日当りのよい湿原や湿地。湿った斜面など。
分布 日本全土。


(似た物)
  • コモウセンゴケ
    葉はご飯を盛るしゃもじに似た形。葉は緑色が強く花はピンク。

  • トウカイコモウセンゴケ
    モウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な葉の形をしている。葉は赤みが強く花はピンク。

  • ナガバノモウセンゴケ
    高層湿原。葉は線状披針形で立ち上がる。花は白、葯は黄色。

TOP | HOME | 用語解説