タガラシ


キンポウゲ科/ キンポウゲ属

タガラシ
撮影 いがりまさし 4月14日 愛知県豊田市

和名 タガラシ
田辛。田枯。

由来
プロトアネモニンを含みかむと辛い(ただし毒草である)ので田辛し。田の稲を枯らすほど繁殖する強力な雑草なので田枯らし。

花期 4〜5月。
特徴 田の周辺にふつうに見られる黄色い花。全体無毛で太い茎。花の頃から真ん中の緑色(集合果)が目立つ。この果実集団が楕円形なのが特徴。この仲間はプロトアネモニンを含んでいて有毒である。越年草。


黄色。


直径1cm。黄色い花の真ん中にある緑色の部分は、花後ほぼ1cmの楕円形のかたまり(集合果)になる。突起は目立たない。

草丈 直立。高さ25〜60cm。茎は中空で折れやすい。
互生。葉は幅3〜7cm。小葉は切れこむ。
生育地 田や溝の縁、川岸などの湿った場所。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ヒキノカサ
    高さ10〜30cm。茎や葉に毛がある。果実の突起はやや曲がる。

  • ウマノアシガタ
    別名:キンポウゲ。茎や葉柄に白い開出毛が密生。果実の突起はやや曲がる。

  • キツネノボタン
    茎や葉柄に白い開出毛がまばらにある。果実の突起が強く曲がる。

  • ケキツネノボタン

  • 全体に毛が多い。果実の突起はあまり曲がらない。

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