センニンソウ
キンポウゲ科/ センニンソウ属
:
いがりまさし
8月21日 愛知県豊橋市
和名
センニンソウ
仙人草。
由来
果実についた羽毛状の冠毛を仙人の白い髭に見立てた。
花期
7〜9月。
特徴
初秋、それまで殺風景だったやぶがまっ白い花で覆われる。こんもりと咲く様子は遠くからでもよく目につく。秋が深まると羽毛状の冠毛が目立ち、風にのって舞い散る。同じ仲間のボタンヅルとは小葉の鋸歯で見わける。センニンソウの小葉は鋸歯がない。つる性の半低木。
葉は羽状複葉
:
いがりまさし
花
色
白色。
形
直径2〜3cm。花びらに見える白いのは萼片。白い萼片はふつう4個。十文字に開く。
草丈
つる性。葉柄で他のものに巻きつきよじのぼる。
葉
羽状複葉。対生。葉は3〜7小葉からなる。長さ3〜7cm、卵形〜卵円形。小葉は大きく切れこむことはあるが、縁に鋸歯はない。押し葉にしても黒くならない。
生育地
日当りのよい低地の林縁、道端など。
分布
北海道(南部)、本州、四国、九州、沖縄、小笠原。
(似た物)
ボタンヅル
小葉に鋸歯があり3小葉。
フジセンニンソウ
東京〜東海地方、岡山、九州に分布。小葉に鋸歯がない。押し葉は黒くなる。
キイセンニンソウ
和歌山県、熊本県の暖帯に分布。小葉に鋸歯がない。押し葉は黒くなる。葉質は厚く3脈が目立つ。
ヤンバルセンニンソウ
屋久島、種子島〜沖縄にかけて分布。小葉に鋸歯がない。葉質はやや厚い。
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用語解説