キツネノボタン


キンポウゲ科/キンポウゲ属

キツネノボタン
果実の突起がクルッと巻く
撮影 いがりまさし 6月25日 青森県十和田湖町

和名 キツネノボタン
狐の牡丹。

由来
葉がボタンの葉に似ているが、まったくちがう花が咲くためキツネの名がついた。

花期 4〜7月。
特徴 田の縁の用水など湿地に生えるキンポウゲ科の植物はいくつかあるが、コンペイトウのような形の集合果が目立つのがキツネノボタンの特徴。そっくりなケキツネノボタンとの見わけ方は「似た物」の項参照。多年草。


黄色。


花弁はふつう5個。果実の集まり(集合果)はコンペイトウ形で、突起の部分はクルッと曲がる。

草丈 直立。30〜80cm。
互生。葉は幅5〜10cm。小葉は切れこむ。
生育地 田のあぜや沼のまわりなど湿地。
分布 日本全土。


(似た物)
  • ケキツネノボタン
    茎に荒い毛が多く果実の突起はあまり曲がらない。

  • タガラシ
    集合果は楕円形で果実の突起が目立たない。

  • ウマノアシガタ
    花弁が大きく集合果は小さい。果実の突起は目立たない。

TOP | HOME | 用語解説