アズマイチゲ


キンポウゲ科/イチリンソウ属

アズマイチゲ
鋸歯の先は丸い
撮影 いがりまさし 5月18日 長野県戸隠高原

和名 アズマイチゲ
東一華。東一花。

由来
東国に多いという意味で「アズマ」。イチゲは「一華」または「一花」でひとつの花茎を立てひとつの花を咲かせるから。

花期 4〜5月。
特徴 花びら(萼片)の数が7枚以上で菊の花のような感じになるアネモネの仲間は、アズマイチゲかキクザキイチゲ。キクザキイチゲの葉はピンと水平に開くがアズマイチゲはだらりと垂れる。多年草。


白色だが花びら(萼片)の裏側が紫色を帯びることもある。


花びらに見えるのは正確には萼片。8〜11枚ほど。

草丈 10〜20cm。
3出複葉。小葉には少数の切れこみがあるが、切れこんだ葉先はあまりとがらず、だらりと垂れる。
生育地 山や丘、陵地の林の下、林縁など。特に雪国に多い。
分布 北海道、本州、四国、九州。


(似た物)
  • キクザキイチゲ
    葉がピンと張り小葉の切れこみが細かい。

  • イチリンソウ
    花びら(萼片)は5〜6枚。

  • エゾイチゲ
    北海道の山地に生える。ひとまわり小さく花びら(萼片)は5〜7枚。

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